溶接企業選定方法(株)MST Holdings
2021年02月18日 09:00:12
信頼できる溶接技術がある企業の見分け方とは?
専門的なパーツや、部品を作成してもらう際に、溶接ができる企業を探している方が悩んでしまうところといえば、「どの溶接業者に依頼をすれば、技術力が高い溶接が期待できるのか」ではないでしょうか。本記事では、溶接において気を付けるべきことを紹介します。これから溶接を企業に依頼しようと検討している方は、参考にしてください。
1. 溶接ができる企業は多い
一口で溶接ができる企業といっても、さまざまな企業ができます。溶接はメーカーにとって基礎的な技術です。そのため、町工場から大手企業までさまざまな企業で引き受けることが期待できます。
一方で、企業が多いため依頼をすると、求めている品質の溶接が実現できないこともあります。溶接企業を選ぶ際は、依頼予定の企業が確かな技術力を持っているのかどうかを見極めながら交渉をおこなうようにしてください。
1-1. 専門的な業者に依頼をすることが成功の鍵
溶接を企業に依頼する際は、専門としている企業に依頼をするようにしてください。たとえば電化製品の溶接を得意としている企業もあれば、そうでない企業も存在します。
いくら技術力の高い企業に依頼をしても、以前に電化製品の制作に携わっていなければ、高い品質の溶接が期待できないことも考えられます。専門的な企業に依頼をするように心がけましょう。
2. 企業の溶接の良し悪しを判断する方法
溶接を依頼する際、想定している分野に絞って企業に依頼をかけてもうまく依頼ができないことも考えられます。品質の高い溶接ができる企業かそうでないかを判断するために、次の項目をチェックしたうえで依頼をするようにしてください。
2-1. 実績
依頼する企業が実際にどのような溶接ができるのか、ホームページなどで実績を調査するようにしてください。実績のある企業であれば、特定の分野でさまざまな企業と取引があり、安心して依頼が可能です。一方で、実績があまり提示されていない企業は、実力が無い可能性もあります。依頼をする際には、必ずどのような実績があるのか確認するように心がけましょう。
2-2. 写真
実績があまりない企業でも品質の高い溶接ができる可能性があります。実績だけで判断できないのであれば、過去の施工事例などを写真で確認するようにしましょう。この時、溶接に詳しい担当者がいれば、確認をしてもらうようにしてください。
2-3. 熟練した技術者がどの程度在籍をしているかどうか
写真や実績だけで判断するのではなく、どのような技術者が実際に働いているのかを確認することも大切です。
とくに注目すべき点は、熟練した技術者の在籍数です。10年以上溶接に関わっている技術者が多ければ信頼できる企業であると言えるでしょう。
また、女性の技術者が在籍しているかどうかも確認しましょう。女性を多く採用している企業では、育成に力を入れている企業でもあるので、日々技術力を磨くための努力をおこなっています。在籍している技術者と、働いている技術者がどのような人がいるのかを確認するようにしてください。
また技術者の中でどの程度役員を輩出しているのかを確認しましょう。高い技術力を持っている企業では、役員職につく技術者も多くいます。一方で役員に技術者が就いていない企業では、技術者が突如大量に離職してしまうことも考えられるため、注意が必要です。
2-4. 特許の出願率はどうか
特許出願率がどの程度おこなわれているのかを確認するようにしましょう。特許出願率の高い企業では、技術力が高く、将来性も期待できる企業です。一方で特許を積極的に出願していない企業は、注意が必要です。
実績で判断できない場合は、特許率の出願がどの程度なのかを調査して信頼できるかどうかを判断しましょう。
3. 溶接を企業に依頼する際に気を付けること
依頼する企業を決定したら、次のポイントに意識をしながら交渉を進めるようにしてください。知識が無い状態で依頼をすると、交渉が決裂する可能性があるので注意をしましょう。
3-1. 見積もりを作成してもらう
どのような依頼でも必ず見積もりを作成してもらいましょう。見積もりを作成する際は、1社に相談をするのではなく、複数の企業に見積もりを作成してもらい、平均的な相場であるかを判断してください。見積もりを作成する際は、他の企業にも依頼をしている旨を伝えるようにしてください。
3-2. 溶接の種類を伝える
溶接と言っても、さまざまな種類の溶接があります。必ず依頼をする際は、どの溶接を検討しているのか、具体的な溶接内容を詳しく説明するようにしましょう。
とくに初めて企業に依頼をする際は、具体的な溶接の事例を紹介したうえで、企業が担当できるのか、そうでないかを確認するようにしてください。
4. まとめ
溶接ができる企業は多く存在し、依頼する際に細かなポイントを見落として依頼をすると、完成品がさびつきやすく、結果的に欠陥品になってしまう恐れがあります。
欠陥品を納品しないためにも、慎重に検討して溶接の企業を選ぶようにしましょう。「株式会社MST Holdings」では、お客様の要望に合わせた高品質な溶接が可能です。大阪で溶接ができる企業をお探しの方は、当店にご相談ください。