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アルミのTig溶接が難しい理由

2021年04月27日 15:07:57

15年間経験して思うアルミニウムTig溶接〔ティグ〕が難しい理由を紹介します。

 

1.半自動溶接と違って片手でアークのでるトーチを持ち、反対の手で溶接棒を入れなければなりません。

2.アルミ二ウムは熱伝導率が鉄、ステンレスより非常に高いのが特徴で、スタートが溶けて幅が出るまで待ち、スタートの幅より細くなったり広くならないよう意識しながら進めなくてはビード幅が均一になりません。

3.厚みが分厚いと予熱してからすぐに溶接を始めないと冷めてしまいます。なので、Tig溶接している裏からもう一人がガスで炙りながらする場合もあります。

4.Tig溶接でアルミの裏波溶接もできますが、かなりの技術が必要です。

プールが凹むタイミングをミスると大穴があいてしまいます。これがアルミの一番難しい溶け落ちです。自分のスピードと溶接棒の量と電流をちゃんとわからなくてはいけません。

5.歪みもかなり出るため拘束、逆歪み、ハンマーで叩く、プレスで押すなど溶接した後処理も考えてさぎょうしなくてはいけません。

6.アルミは傷がはいりやすい為、定盤のゴミなども注意して拘束しなければなりません。

7.アルミは軽いためスパークにも注意しなければなりません。

8.鉄、ステンレスと違い油分、水分などをちゃんと脱脂しないとちゃんと溶接できません。

 

 

弊社は色々な品物の製作に携わっていますので溶接でお困りなら(株)MST Holdingsへ。

 

 

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