SUR-RON ULTRA BEEのアルミスイングアーム短縮加工|株式会社MST Holdings
株式会社MST Holdingsでは、アルミスイングアームの短縮加工やカスタムアルミ溶接のご依頼を多くいただいております。今回は、話題の電動オフロードバイク「SUR-RON ULTRA BEE」のアルミ製スイングアームを35mm短縮するアルミ溶接加工を行いましたので、詳しくご紹介いたします。
ご依頼の背景とお問い合わせ内容
お客様から以下のようなお問い合わせをいただきました。
二輪車のスイングアーム加工について、インターネット検索にて御社を知り連絡致しました。
下記内容のスイングアーム加工が可能かお見積り頂けると幸いです。
メーカー:SUR-RON
車種:ULTRA BEE
依頼内容:スイングアームショート加工
依頼詳細:アルミ鋳物「内向きコ」の字断面スイングアームのメインアーム部を切断の上、35mm短くし溶接にて接合。強度上必要であればメインアーム部に蓋をし「ロ」の字断面とする。
SUR-RON ULTRA BEEは中国製の電動オフロードバイクで、近年注目を集めている車両です。純正のアルミスイングアームは鋳造製で比較的綺麗な仕上がりがされていましたが、オフロード走行時の操作性向上やジオメトリ変更を目的に、スイングアームをショート化したいとのことでした。
アルミスイングアームの加工内容
今回の加工では以下のような工程で対応させていただきました。
1. 採寸・設計確認
まずは車両に装着されているスイングアームを正確に採寸し、35mm短縮した際の各部干渉や角度、トラベル量に与える影響などを確認しました。オフロード車両はサスペンションのストロークが長いため、わずかなズレも走行性能に大きく影響を与えます。
2. 治具製作と開先加工
精度の高い位置合わせが必要なため、専用の治具を製作。スイングアームの切断部に適切な開先加工(V溝加工)を施し、溶接部の強度確保と溶け込みを確実に行えるように準備します。
3. アルミ溶接作業(TIG溶接)
本体はアルミ鋳物製であるため、母材の性質に応じて適切な電流設定とフィラー材を使用しました。アルミ溶接のプロフェッショナルである当社のTIG溶接技術者が、慎重かつ高精度に接合作業を行います。
さらに強度が必要な箇所については、内部に補強材を入れたり、「コ」の字断面から「ロ」の字断面に変更することで、溶接後のねじれ・曲げに耐えられるように構造強化を施しました。
加工後の仕上がりと精度
加工完了後は各部の溶接ビードの仕上がりをチェックし、ひずみ・変形・寸法ずれがないか入念に確認。お客様からも「見た目が純正以上に綺麗」「希望通りの寸法で感動した」との嬉しい声をいただきました。
アルミスイングアームカスタムはMST Holdingsへ
アルミスイングアームの短縮や延長、補強加工といったカスタムは、高度な溶接技術と構造解析の知識が求められます。MST Holdingsでは、バイクのワンオフパーツ製作やアルミ溶接の豊富な実績があり、個人様・法人様問わず全国からご依頼をいただいております。
とくにアルミ材の溶接は「割れやすい」「歪みやすい」などの課題が多いため、TIG溶接の熟練工が対応することが仕上がりの鍵になります。
よくあるご依頼内容
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アルミスイングアームのショート加工・延長加工
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二輪車・四輪車のサスペンション部品の補修溶接
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オリジナルフレームの製作・補強
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アルミ鋳物のひび割れ溶接補修
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電動バイクのアルミ部品のワンオフ製作
まとめ
今回ご紹介したように、SUR-RON ULTRA BEEのアルミスイングアーム35mm短縮加工では、アルミ鋳物に対して高精度な採寸・治具製作・TIG溶接を通じて、お客様のご要望にしっかり応えることができました。
アルミ溶接に関することなら、どんなご相談でもまずは一度ご連絡ください。MST Holdingsでは、小さな補修から複雑なワンオフパーツ製作まで全力対応いたします。
【お問い合わせ】
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📍本社工場:大阪府岸和田市田治米町37-1
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📍和泉工場:大阪府和泉市浦田町402
📞 担当直通:090-5908-6091
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